笑顔





 景時さんの笑顔が大好き!
 でも、恥かしくて見られないの。
 もっと近くで見たいなぁ〜。

 あ、九郎さんと楽しそうに話してる。
 いいなぁ〜、九郎さん。
 そんなに近くで景時さん見られて。
 あぁ・・・じゃれてる。
 羨ましいよぅ。

 今度は将臣くんだ。
 あ!そんな気軽に触らないで。
 景時さんの肩に触った〜。
 届かないよ、景時さん背が高いんだもん。
 いいなぁ。

 ズルイよ、みんなばっかり。
 私だって・・・景時さんに笑って欲しいんだから。

 

「どうしたんだよ、姫君はご機嫌斜めかい?」
 ヒノエくんと弁慶さんが、私に気がついたみたい。
 だってさ・・・・・・私だって・・・見たいんだもん。
 気がついたら二人に愚痴っちゃった。
 そうしたら・・・・・・

「景時。さんが寂しいらしいですよ?」
 ぎゃーーーー!!!弁慶さんったら、何てことを!!!

 景時さんが走ってきた。ものすごい勢いで。
 飛んできたって表現がぴったりだった。
「ど、どうしたの?ちゃん!」
 ヤキモチですとは言えないよぅ。
 困って俯いてたら。
「じゃ〜、寂しくないおまじないなんてどうかな?」
 景時さんに抱きしめられた。ビックリした。
 ドキドキした。
 顔を上げたら、すっごい笑顔の景時さん。
 心臓が壊れちゃうよ〜〜〜。
 慌ててぎゅって目を閉じたの。
 景時さんが、額にキスしてくれた。
「そんなに身体にチカラ入れてると、疲れちゃうよ〜?」
 
 優しいこの人が大好きです。
 よく考えると、ものすごぉーく皆の前で恥ずかしい事したかも。
 もう、いいや。
 飛びついて・・・みちゃう?
 きゃ〜〜〜、無理っ。 





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≪景時×神子に30のお題≫からお題拝借。お題元はコチラからどうぞ。

 あとがき:一番近くで見たいでしょ♪頑張れ、望美ちゃん!     (2005.2サイト掲載)




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