ハッタリ





 朝夷奈で政子さんと対峙した時に。
 景時を信じているの?って。
 裏切っているかもしれないし、死んでいるかもしれないって。
 この人って。
 なんでこんなに意地悪ばかり言うのかな。
 別にいいけど。

 景時さんを信じてるから───

 それだけ言い返した。
 景時さんが心配。
 ひとりで戦っているんだもの。
 怪我してないかな・・・とかさ。
 それでも・・・・・・約束したから。
 自分の心の不安にハッタリかました!

 景時さんに『好き』って言ってもらうんだ。
 それまでは、何一つあきらめない。
 こんな意地悪オバサン相手してられない!

 これ、大失敗。
 オバサンって思ったのが、
 聞こえたかと思うくらい激怒された。
 そして・・・荼吉尼天が現れた。
 うぅ。私、忙しいのに。
 景時さんを助けに行きたいのに。
 邪魔したなぁ〜〜〜って思ったら。
 すっごい勢いで戦ってしまいました。
 リズ先生以外、みんな退いてる・・・
 駄目?お転婆すぎ!?
 こんなお転婆な姿を。
 景時さんに見られないでよかった・・・・・・
 でも・・・・・・
 朔とお母様には見られてるのよね・・・・・・
 しょぼーん・・・・・・・・・・・・





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≪景時×神子に30のお題≫からお題拝借。お題元はコチラからどうぞ。

 あとがき:夢中な時って。後になって自分の姿を見て愕然って時、ありますよね。     (2005.2サイト掲載)




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