運命の上書き ちゃんと出会わなかったら。 こんなに晴れ晴れとした日は来なかったろうな。 家族と平穏に暮らせる日々。 誰も騙さなくていいんだ。 嘘もナシ。隠すこともナシ。 オレの運命を変えたのは君。 早く目覚めないかな、オレの眠り姫。 そんな事考えてたら、急にちゃんの目が開いた。 こ、これは!早速言わねばと思った瞬間。 「いやーーーーーーっ!!!」 大絶叫されました。ガクリ。 オレに触れられるの嫌ってことなの? 確かに、眠っている時に勝手に抱き上げているわけだから。 オレはひたすら謝った。 心の底から詫び続けた。 そして、ドサクサに紛れて告白した。 ・・・・・・反応なし。 オレは自分を呪った。 ちゃんの『一緒』は、単なる一緒に行動の方だったのにと。 勝手に都合のいい方に解釈してしまったようだ。 ここでへこたれないのが今のオレ。 そうそう。言い直そう。 「君が好きです。オレの嫁さんになって下さい」が駄目なら。 「オレはちゃんが好きです。オレと一緒に京で暮らそう」 遠まわしに変更。 これでどうだ!重要なのは『一緒』ってとこ。 彼女の返事をもらえた。 「私も景時さんが大好きです」だって!!! オレはこの日を忘れないね。 なんかぱぁっと。カラダが浮いたよ。 空を飛ぶってこんな感じかな〜って。 その後はね。ちゃんが手を繋いで歩いてくれた。 冷かされたって平気。 むしろ、もっと言って。 問題はひとつ残されてるけどね。 お嫁には・・・来てもらえないのかなぁ。 これは長期戦で行くしかないね! |
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≪景時×神子に30のお題≫からお題拝借。お題元はコチラからどうぞ。
あとがき:長期戦必要ナシなんだけどね。この天然なところが景時くんポイ? (2005.2サイト掲載)