実は・・・





 実は・・・
 ちゃんに秘密にしていることがある。
 
 ちゃんが気絶していた時に、
 朔といろいろ話した。
 ひとつ、宣言をしたことがある。
 
 ちゃんをオレの嫁さんにするから───

 冷たくツッコマレタけどさ。
 「が承諾しないと成立しませんわね?」
 昔から朔は確信をついてくるんだよね。
 その通りだ。
 オレは彼女にまだ何も言っていない。
 くやしいがその通りだ。
 しかし。これからやろうとしていることを考えると、
 ここで引くわけにはいかない。
 オレは、ちゃんの目が覚めていないのをいいことに。
 彼女に口づけた。
 ちゃんの一番はオレ。
 お守りがわりに唇をいただいた。
 朔から扇で殴られたけど。
 だからこれは秘密。
 後でちゃんと話すけど。まだ秘密。

 もう一つの秘密は永遠に言えないね。
 魔弾・・・・・・
 イノシシでしか試したことなかったなんて。
 これは、一生言わない。
 成功したからいいようなものの。
 イノシシとちゃんを同じに考えたわけじゃないよ?!
 時間がなかったんだよ、試してるさ〜。
 魔弾についての質問なくてよかった〜。





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≪景時×神子に30のお題≫からお題拝借。お題元はコチラからどうぞ。

 あとがき:これくらいの秘密はかわいいもんだ☆     (2005.2サイト掲載)




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