大逆転!  ≪望美side≫





 その日、いつも元気に帰ってくる景時さんが変だった。
 しょぼーんってうか。項垂れ〜っていうか。
 そのわりには、何か言いたそうな感じ。
 何かあったのかな〜?
 どうやって聞き出そう。うむむ。
 朔に夕餉の支度をお願いして。
 景時さんの部屋へ行く。

 眉間に皺が。
 渋くてその顔も嫌いじゃないんだけど。
 悩み事でその顔は駄目。
 膝枕しますよ〜って言ったら。
 今日はいいって・・・・・・
 私がしたいんですって無理矢理した。

 秘密があってもいいの。
 でも苦しい秘密は駄目なんだよって。
 髪を撫でながら言ったら。
 な、なんと!
 九郎さんの邸でする事になっていたお式が。
 内裏って帝が住んでるトコだよね?
 頼朝さんも来るの?
 盛大にって、そこまで盛大になっちゃったんだ〜。
 それはちょっと。堅苦しいかな。
 
 いいこと考えちゃったv
 アイデアを景時さんに耳打ちした。
 はじめは嫌がってたけど。
 景時さんじゃなきゃ出来ないんだよ〜?
 それに。この時代はまだないだろうけど。
 新婚旅行もしたいもんね。
 ね?これくらいかわいいもんだと思うんだけどな。
 婚儀二週間前の大逆転作戦!
 弁慶さんにだって負けない、いい感じ。
 当日までは、景時さんと私、二人のヒミツv
 
 





Copyright © 2005- 〜Heavenly Blue〜 氷輪  All rights reserved.


≪景時×神子に30のお題≫の続編風で

 あとがき:日本で初めて新婚旅行した人って、坂本竜馬さんらしいですよ〜。また歴史変えちゃう望美ちゃん(笑)      (2005.3.18サイト掲載)




夢小説メニューページへもどる