勘違いパートU ≪望美side≫ 景時さんとご飯v 嬉しいな〜。どうして思いつかなかったのかな。 急いで帰ろうとしてたんだけど、寄り道。 ママにはメール!便利、便利。 景時さんは食べ方綺麗だよね。 パクッて食べて。 もぐもぐしてる。 ただ・・・あまり早食いはよくないと思うの。 おしゃべりしてくれたり、それなりに合わせてくれてるケド。 ここでは・・・戦はないし。 のんびり食べよ! 景時さんは、図書館の帰りに寄ってくれたらしい。 うっ。勘違い。 私の事、迎えに来てくれたんじゃないんだ。 ちょっと残念だけど、いいよ!早く会えたから。 拗ねてみせたら、景時さんがまたまた照れくさそうに真相を話してくれた。 用事なんてなくてもいいのにぃ。 会いたい時に、会えばいいと思うのにな? これからは、一緒に暮らすから。 お家に帰れば一緒だけどね! それにしても。 景時さんのモテっぷりは半端じゃないわ。 大変よ、虫がつかないようにしなきゃ。 「他の女の子に声かけたりしないでね!」 すっごい真剣なお願いなのに。 景時さんたら笑ってる〜!!! 「景時さん?嘘吐いたら拳万なんだよ?」 拳万って、拳が万回なんだから。 ボコ殴りって意味だよ?知ってると思うけど。 笑ってる場合じゃないと思うのにぃ。 すっごい不安定な私の心。 すぐに揺ら揺らしちゃう。 「ちゃんだけはすぐに見つけられるんだ」 すごいなぁ、景時さんは。 ほんと、一言で私のぐちゃぐちゃな気持ちを解決させちゃう。 私だけ─── “だけ”って、特別っぽくていいな。 しかも、“すぐ”見つけられるって・・・・・・! 私も!私も景時さんに気持ちを伝えなきゃ! 「私も景時さんはすぐにわかるよ?」 あれれ?ちっとも特別に聞こえない感じだぞ? 「背が高いからとかじゃなくてね!」 慌てて言葉を付け足した。 何かが違う。 景時さんに笑われた。 違うのぉ〜!ほんとに背が高いから見つけられるんじゃないんだよ! 景時さんってわかるんだってば! 信じてないなぁ〜? 暗闇でもわかるんだから! どうしていつも笑われちゃうのかな〜? 言葉って難しい。 よく勘違いしがちだし。 気をつけよ・・・・・・。 |
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≪景時×神子に30のお題≫の続編風の続編風→現代へ
あとがき:肝心なところを勘違いの二人。いつもちゃんと解決なので問題なし!伝わってますv (2005.6.25サイト掲載)