特別扱い  ≪望美side≫





 景時さんをお家に招待!
 もちろん特別大サービスだよ。
 何でも初めてな事がたくさんだしね。
 家でくらい、神経が休まるようにって。
 だって、景時さんは。
 ご飯をいつも美味しそうに食べてたもん。
 はりきっちゃう!って思ったのに。

 パパが変。
 いつも変なんだけど。
 そうじゃなくて・・・こう・・・ピリピリ?
 だけど。
 お酒飲んだら変った。
 
 景時さん、さすがだよぅ。
 パパにビール。私にアイス。
 完璧よ!
 しかも、京都のお土産まで。
 ママはこっそり懐かしかったと思う。
 時々宇治のお茶とか買ってたもんね。

 宇治・・・・・・いきなり落ちたとこだ。
 うぅ。あの時は、いきなり怨霊が出てきて。
 怖かったな。

 そだ!あの紙袋なんだろって。
 あけたら、小さな香炉とお香が入ってた。
 朔が合わせてくれた梅香と似てるな〜。
 ふわんって甘い香りがお気に入りで。
 着物に焚き染めてたんだよね。
 景時さん、覚えていてくれたんだ。

 引越ししたら、お部屋で焚くのいいかも。
 火事に注意だけど。
 なんだか嬉しいな〜。
 





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≪景時×神子に30のお題≫の続編風の続編風→現代へ

 あとがき:覚えていてもらうのって、すごく嬉しい。それが喉飴でもね!←これは氷輪の話だった(笑)     (2005.6.8サイト掲載)




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