残念と喜び  ≪景時side≫





 ずっと考えていた。
 ちゃんの不安をどうすればいいかって。
 病院へ行って。
 結果がわかって。

 正直、残念だった。
 オレ、思ったより子供が欲しかったみたいで。
 でもね、さらに考えると。
 ちゃんとの確かな繋がりが欲しかっただけかなって。
 今回はややこは授からなかったわけだけど。
 また近い未来に・・・・・・会えるかもだしね?
 残念だけどさ。
 オレが親父になれるまで、待っててくれよって思った。

 まだ働いてもいないしね〜。
 生活力というものを身に付けないと。
 この順番は守らないとイケナイ。



 ちゃんの買い物はすごかった。
 いや、もう・・・・・・どこからそんな!というくらいあれもこれも。
 一瞬であのフロアーから色々探し出されてしまった。
 洋服はできるだけゆったりめを探してくれたみたい。
 オレ・・・ここでもデカイらしい・・・・・・。
 将臣君も譲君も大きかったから気づかなかったよ〜〜〜。
 
 そんな事より。
 街中の輩からちゃんを守るのに忙しかった。
 白くてふわふわなちゃんは注目の的。
 オレはとにかく隣から離れないようにした。

 オレの奥さん、いや、彼女をジロジロ見るなよ!

 叫びたかったけどさ〜。我慢した。
 心配が増えた〜、かなり深刻。
 ちゃんを変な男に奪われないように。
 毎日だってついて歩きたい。
 それなのに・・・オレの式神は役に立たないことがわかった。
 そんな事わかっても嬉しくないけど。
 修行すれば出来るって問題じゃなさそうだ。
 たしかに。
 五行の気がないのなら、難しいのかも知れない。
 ま!頑張っちゃうけどね〜。
 発明心が疼くものがたくさんあったし。
 そのうちちゃんがオレの知りたい事がわかる場所に連れて行ってくれる。
 楽しみだな〜。





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≪景時×神子に30のお題≫の続編風の続編風→現代へ

 あとがき:案外大きい人は目立ちますよね。しかもあの髪型。そのぴよぴよ揺れる髪を掴みたい〜!     (2005.5.14サイト掲載)




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