やれば出来る  ≪景時side≫





 オレってば、デキル男なのでは?と思う。
 いや〜、自分で書いてて恥かしいけど。
 
 まず仕事。
 これがね〜、以前は適度に誤魔化していた。
 いや、どっちか選べないものを誤魔化すが正しい。
 白黒つけられないものは、灰色のまま。
 実によろしくない。
 仲裁とかね。
 上手く出来るようになった。
 
 次に陰陽術。
 武術が苦手なオレにとって、切り札だし。
 そりゃ、陰陽寮に所属するほどでは・・・・・・
 なくもないと思う今日この頃。
 元々がちゃんの為だもんね!
 式神だってそう。
 術も冴え渡る。
 後は・・・・・・新術のひとつふたつ増やしてみる?
 発明もいい感じに増やしてるし。
 もしかして、頭良かったとか?
 いや〜、照れるね!

 最後に家でのオレ。
 主としては、少々威厳が足りないかもしれない。
 しかし、そこは愛嬌で補う。
 オレ、威張るの無理だもんね。
 ちゃんがオレの事、立ててくれるから。
 居心地良すぎ〜〜〜
 家族が仲良しっていいね。
 働きに来てくれてる人たちも。
 みんな仲良し。
 この家を、家族を、仲間を。
 大切に守るって決めた。
 気持ちだけは主らしい。
 すごいね〜。

 前向きなオレの唯一の後ろ向き。
 ややこの問題だけはどうも解決出来そうにない。
 欲しいケド、将来を考えると泣けてくる。
 嫁になんてやれないよぉぉぉぉ!!!
 それに。
 オレなんかが親父になれるのかな?
 まあ、先の話だろうから。
 でもさぁ〜。
 ちゃんがややこのお母さん。
 いいね〜、ほのぼのだね〜、母と娘v
 ・・・・・・待てよ?
 息子の場合ってさ・・・・・・
 うわぁぁぁぁ!
 これまた泣けてくる。
 ちゃんに触るなぁぁぁぁ!!!
 オレの奥さんなんだってば。
 他の男に触らせられるかっ。
 駄目だ。
 あまり将来を考えると、貧血しそう・・・・・・
 
 母上、跡取は諦めてください。
 頼んでみる?

 待てよ・・・・・・
 母上にぃ、朔にぃ、ちゃん。
 何気に女人ばかりの我が家に男が増える。
 そう、オレの味方。
 別に、ちゃんはオレの味方だけどさ。
 これは一考の余地ありだな。ふむ。
 しかし・・・・・・味方にならない場合。
 これほど痛い存在も無きにしも非ず。
 どうなの?オレの人生計画は。
 
 それに・・・ちゃんはどう思ってるんだろうって。
 考えることもあるんだよね。
 うむむ。全部保留に決定!
 目先の膝枕を取るね、オレは。





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≪景時×神子に30のお題≫の続編風で

 あとがき:彼方此方に思考がまとまらない景時くんで、次に繋げつつ♪     (2005.4.26サイト掲載)




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