存在理由 私がここにいる理由。 龍神の神子。 私が呼ばれた理由。 怨霊の封印。 私がしなきゃいけないこと。 どうして決まってるの? すっごい不思議だった。 いきなりこの世界へ飛ばされて。 怨霊に襲われて。 私は、白龍が持っていた剣を手にとり怨霊と対峙した。 なぜ選ばれたのが私なのか? 将臣くんと譲くんを巻き込んでしまったのか? 考えてもわからない事ばかりだった。 望まれるままに振舞い。 言われるままに封印の力を使う。 怖い。そんなの私じゃない。 もしも私が龍神の神子でないなら。 ここに居てはダメ? もしも私が封印の力がないなら。 役立たずは見捨てられる? 理由がなければ、存在してはいけないの? 全てに。裏と表がある。陰と陽。白と黒。 それなら。 理由がない存在も許されるよね。 いてもいい。いなくてもいい。 なんでもいいんだ。 私がいる理由は。みんなが大好きだから。 私が居たい理由は。景時さんが好きだから。 こっちなら納得。 自分できめれば、それでいいんだ、なんでもね! |
Copyright © 2005- 〜Heavenly Blue〜 氷輪 All rights reserved.
≪景時×神子に30のお題≫からお題拝借。お題元はコチラからどうぞ。
あとがき:理由はいらない。必要な場合もあるけどね! (2005.2サイト掲載)