出会い





 あなたと会ったのは・・・・・・
 とても天気がいい日の午後。
 梶原邸の庭でだったな・・・・・・

 なんだか、のん気な人がいるな〜と思ったの。
 だってね?男の人が洗濯物を干してるんだもん。
 しかも、何の歌だかわからない鼻歌付きで!

 誰だって、怯んじゃうよね?
 こっちから声なんて、かけられないよ。
 危ない人だったら困るじゃない。
 それでも、目が離せなかったんだよね〜。

 なんとなく立っていたら、向こうから声かけられちゃった。
 失礼しちゃうことに、下働きの娘と間違えられた〜。
 そうだよね、私って、顔が地味なの。わかってる。

 向こうは、気にならないのか。
 誰にでもそうなのか。
 話す気なんてなかったのに。
 勝手に待っててって・・・
 待つこと決められちゃってた。
 
 仕方ないので、待ってみた。
 話し相手が欲しいのかなって。
 その頃には、なんとなく私も話しをしてみたいような。
 好奇心?そんな気持ちになってたし。

 話してみたら、気さくで話しやすい人だった。
 軽いんだけど・・・ちゃんと相手の話を聞いてるの。
 そのまま話をしていたかったんだけど。
 朔が来ちゃって。しかも、朔のお兄さんだった!

 もう少し話していたら・・・・・・
 もっと好きになったかもね!





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≪景時×神子に30のお題≫からお題拝借。お題元はコチラからどうぞ。

 あとがき:初めての人に話し掛けるの、勇気いりますよね。     (2005.2サイト掲載)




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